北海道、上富良野にて

北海道の最高峰、旭岳の近くから太陽が昇ってきました。2021年7月中旬、午前4時過ぎ。町も畑もまだ眠っていますが、この場所の近くにある森からは野鳥の鳴き声が賑やかに聞こえました。野鳥たちの朝は早い

麦畑に刻まれた2本の筋は、トラクターが移動した跡だと思われます。トラクターがなだらかな斜面の畑をほぼ真っ直ぐに進むのはすごい技術ですね。この筋を歩いていってみることもできそうですが、畑は農家の方の大切な仕事場。道路の端から見て楽しみます。

ここはかみふらの八景のひとつ、ジェットコースターの路です。アップダウンに富んだ畑の中を、約2.5kmの真っ直ぐな道が続いています。車の窓を全開にして朝の空気を吸いながらのんびり走ります。

絵筆を使って風景の真ん中に線を引くと、こんな感じになるのでしょうか。朝もやが線状に残っています。あの朝もやの下から空を見上げてみたい気持ちになります。

午前5時前。日の出からまだ1時間も経っていませんが、辺りはかなり明るくなってきました。遠くの山々は十勝岳連峰。畑の丘の向こう側は朝もやが立ちこめています。これからあの朝もやの下の方向に向かって車を走らせます。